RE:DIG v8 / USER MANUAL

埋もれた記事を、
もう一度「使える資産」に。

RE:DIGは、noteの過去記事アーカイブをブラウザに読み込み、 記事を「探す」「読み直す」「つなげる」「再利用を考える」ためのローカル駆動ツールです。 検索だけで終わらず、過去の文章の中にある“今の自分がもう一度使えるもの”を見つけることを目的にしています。

ローカル処理 note XML対応 推定分析あり 下書きも対象

02|最初の使い方

最初は難しい設定をする必要はありません。基本は「XMLを入れる → 探す → 読む」です。

01

noteのエクスポートXMLを用意

RE:DIGはnote公式エクスポートのWXR形式XMLを読み込みます。

02

「取込」画面でXMLを選択

ドラッグ&ドロップ、またはクリックして .xml ファイルを指定します。

03

画像を表示したい場合だけ、assetsフォルダも選択

本文中の /assets/ 画像を実際に表示したい場合に使います。画像フォルダは任意です。

04

「取り込みを実行する」を押す

記事の読み込み後、HOMEなどの各画面が使えるようになります。

05

HOME → ARCHIVE → ARTICLE の順で触る

最初から全部理解する必要はありません。まず記事を眺め、気になった記事を1本開いてみてください。

おすすめの使い方。 「昔の記事を検索する」のではなく、「今の自分が使えそうな過去記事を探す」と考えるとRE:DIGの機能がつながります。

03|6つの画面

ヘッダーのタブから移動できます。記事を取り込むまでは、分析系のタブはロックされています。

01取込 / IMPORT

noteのXMLと、必要なら画像フォルダを読み込む入口。

02HOME

記事数、文字量、月ごとの投稿、テーマ、再訪候補などを俯瞰。

03ARCHIVE

検索・絞り込み・並び替えで、目的の記事を探す場所。

04ARTICLE

記事本文と、関連・再利用候補・Markdown出力・AI支援をまとめて確認。

05RELATIONS

記事同士の機械的な類似関係を一覧で見る。

06INSIGHT

アーカイブ全体のテーマや時期、交差点などを俯瞰する分析画面。

04|記事を取り込む

RE:DIGの入口です。取込時点で、元データのほか、文字数などの機械的な派生値と推定分析が計算されます。

必要なもの

ファイル必須用途
note エクスポートXML必須記事タイトル・本文・公開日・URL・ステータスなどを読み込みます。
画像フォルダ(assets)任意本文に含まれる /assets/ の画像を表示するために使います。

取込後に表示されるサマリー

記事数 / 公開・下書き数 / 収録期間 / 再取込時の差分 / 画像の検出状況 / 類似分析の実行状況などを確認できます。
画像について。 画像はブラウザを再起動すると再選択が必要です。アーカイブ本文そのものとは別に、取込画面の「画像フォルダ」欄から選び直してください。

すでに読み込んだことがある場合

前回のアーカイブが残っていると、「続きを開く」と「消去してやり直す」が表示されます。画像は別扱いなので、画像表示が必要ならフォルダを再選択します。

重要。 取込処理はブラウザ内で行われ、アプリの中核機能は外部サービスへの送信を前提としていません。

05|ARCHIVE:記事を探す

「あの記事、どこだっけ?」に答える画面。検索と条件を組み合わせて候補を絞ります。

キーワード検索

タイトルや本文を対象に検索します。日本語入力にも対応しています。

状態で絞る

公開 / 下書きなど、記事の状態を絞り込めます。

年月で絞る

投稿時期を絞って、ある時期の自分の文章だけを眺められます。

文字数で絞る

短文だけ・長文だけ、といった探し方ができます。

テーマで絞る

RE:DIGが本文から推定したテーマを使って絞り込めます。

カード / 表形式

読み物感覚のカード表示と、一覧比較しやすい表表示を切り替えられます。

カードに表示される情報

表示意味
公開日 / 下書き記事の状態と公開日。
推定テーマタイトル・本文に含まれる語から機械的に推定したテーマ。
文字数HTMLタグを除いた本文の文字数。
約○分文字数から機械的に算出した推定読了時間。
発掘 ○○RE:DIG独自の「再訪してみる価値」の推定スコア。PVではありません。

06|ARTICLE:1本の記事を掘る

ここがRE:DIGの「作業机」です。本文を読むだけでなく、その記事から次の行動につながる材料を見つけます。

本文を読む

取り込んだ記事を安全に表示します。対応する画像フォルダがあれば画像も表示されます。

似ている記事を見る

類似度の高い記事が最大6件表示されます。

再利用の切り口

「リライト」「続編」「統合」「SNS投稿化」など、再利用の方向性を提示します。

noteを開く

元記事のURLからnoteのページを開けます。

Markdownにコピー

記事本文をMarkdownに変換してクリップボードへコピーします。

.mdをダウンロード

記事をMarkdownファイルとして保存できます。

再利用候補は「答え」ではありません。 RE:DIGは記事本文そのものを自動で書き換えるのではなく、「この文章を次にどう使えそうか」という切り口を提示します。

07|RELATIONS:記事同士のつながり

タイトルと本文の特徴から記事同士の近さを計算し、関係を一覧化します。

関係タイプ

分類RE:DIGでの意味
重複類似度がかなり高い組み合わせ。
発展似たテーマで、後から書かれた記事のほうが大きく展開されていると推定された組み合わせ。
継承似たテーマが時間をまたいで受け継がれていると推定された組み合わせ。
対比同じテーマに近い一方、本文そのものの近さは低く、タイトル上の共通性などから対比として推定された組み合わせ。
類似上記に当てはまらないが、一定以上の類似度がある組み合わせ。
RELATIONSの分類は文学的な判断ではありません。 あくまで機械的なヒューリスティック(推定ルール)です。「発展」と表示されても、実際に内容が発展しているとは限りません。

意外な組み合わせを見る

RELATIONSは、類似度の低めのつながりから表示する設計になっています。つまり「どう見ても同じ話」だけではなく、「一見遠いけれど共通点がある記事」を見つける使い方ができます。

08|INSIGHT:アーカイブ全体を見る

1記事ずつではなく、「自分は何を書いてきたのか」を俯瞰するための画面です。

時期ごとの変化

記事の投稿時期とテーマの分布を見ながら、活動の流れを把握します。

テーマの交差

単一テーマではなく、複数の話題が交差している場所を見つけるために使います。

関係グラフ

記事間のつながりを視覚的に眺められます。ノードを押して記事へ移動できます。

全体の傾向

アーカイブを「投稿履歴」ではなく、今後の創作に使える材料群として眺め直します。

INSIGHTも分析値は「元データそのもの」ではありません。テーマ分類や関係性など、アプリが算出した部分は推定として扱ってください。

09|「推定」を正しく読む

RE:DIGで一番大事なルールです。「元データ」と「アプリによる発見」を混同しないでください。

元データ

noteから読み込んだもの

タイトル、本文、公開日、URL、ステータスなど。これらはエクスポートされた内容をもとに扱います。

推定

RE:DIGが計算したもの

推定テーマ、キーワード、記事同士の類似関係、発掘スコア、再利用候補など。

発掘スコアは何を見ている?

PVや「いいね数」を使った人気ランキングではありません。RE:DIGでは、主に次の要素からスコアを計算します。

要素見ているもの
古さ古い記事ほど「掘り返す候補」としてスコアが上がる方向。
文字量アーカイブ内の平均文字量に対して、どのくらい書き込まれているか。
テーマ性直近90日で頻出するテーマとの一致。
タイトルの明確さ一定の長さに収まっているか、末尾が省略記号になっていないか。
関連性似ている記事がどれだけ見つかっているか。
つまり、スコアが高い=「名作」ではありません。 「今の自分が、もう一度掘ってみたら何か出てくるかもしれない記事」と考えるのが近い使い方です。

テーマ分類について

公式タグを再現しているわけではありません。タイトルと本文に含まれる語を簡易辞書と照合して、上位のテーマを機械的に推定しています。そのため、分類漏れや誤分類は起こりえます。

記事数が多い場合。 類似度計算は計算コストの都合から、800件を超えると省略されます。その場合、類似記事・発掘スコアに関する分析が実行されないことがあります。

10|Markdownにする

ARTICLE画面から、元記事の本文をMarkdownとして取り出せます。

01

ARTICLEで記事を開く

ARCHIVEのカードや一覧から対象記事を選択します。

02

「Markdownにコピー」または「.mdをダウンロード」

前者はクリップボードへ、後者はMarkdownファイルとして保存します。

03

Obsidianなどへ持っていく

Markdownを編集環境へ移し、リライト・統合・再構成など次の制作に使えます。

Markdown変換はルールベースの簡易変換です。見出し、段落、強調、引用、リスト、リンク、画像などをMarkdownへ変換します。

11|ローカルAI下書き支援

AI機能は必須ではありません。既定では無効で、ユーザーが設定して明示的に実行した場合だけ使われます。

Phase 4 / オプション

できること

要約を生成

記事内容を約300字の日本語で要約。

タイトル案を3つ

記事内容に合う新しいタイトル候補を生成。

続きのプロット

続編・続きを書く場合の案を3つ生成。

感想の深掘り観点

次に掘り下げられそうな切り口を3つ提示。

接続先

設定ではAPIスタイルとして Ollama互換 または OpenAI互換(LM Studio等) を選べます。既定値はOllama互換、エンドポイントは http://localhost:11434、モデル名は llama3.2 です。

AIを使うときの通信範囲に注意。 AI機能を実行すると、ARTICLE画面で選んだ記事のMarkdownが、設定した接続先へ送信されます。つまり「完全に何も送信しない」状態を維持したい場合は、ローカルAI連携を有効にしないでください。

RE:DIG本体の中核機能はAIに依存していません。AI連携を使わなくても、取込・検索・記事閲覧・関係分析・Markdown出力などは利用できます。

12|設定・保存

テーマカラー

設定画面からUIのアクセントを4種類から変更できます。

テーマ雰囲気
RE:DIG(既定)黒 × オレンジ
藍と朱藍系 × 朱系
墨と青磁墨系 × 青磁系
紺碧と山吹紺碧系 × 山吹系

アーカイブの保存

読み込んだ記事データはブラウザのIndexedDBに保存され、前回のアーカイブとして再度開ける設計です。新しいアーカイブを取り込むと、現在のアーカイブを更新します。

アーカイブを消去する

取込画面の「消去してやり直す」を使うと、読み込んだアーカイブを消去して取込画面へ戻ります。

消去は慎重に。 「やり直す」は読み込み済みアーカイブを消去する操作です。必要な記事はMarkdownとして取り出してから使うのがおすすめです。

13|困ったとき

「XMLの解析に失敗しました」と出る
note公式エクスポートのXML(WXR形式)か確認してください。一般のHTMLファイルや別形式のXMLはそのまま読み込めません。
記事は読めるけど画像が出ない
本文中の画像が /assets/ を参照している場合、取込画面で画像フォルダを選択してください。画像フォルダを選んでも該当ファイルが見つからない場合は「画像未検出」と表示されます。
前回のデータはあるのに画像だけ消えた
記事データと画像ファイルの扱いが別になっているためです。ブラウザ再起動後は画像フォルダを再選択してください。
類似記事や発掘スコアが出ない
記事数が800件を超えている場合、計算コストを抑えるため類似度計算が省略されます。また、類似関係が十分に見つからない記事では関連が表示されないことがあります。
ローカルAIの接続テストが失敗する
設定したエンドポイント、APIスタイル、モデル名を確認してください。RE:DIG側がAI本体を起動する機能ではないため、OllamaやLM Studioなどの接続先が利用可能な状態である必要があります。
推定テーマがおかしい
テーマ分類はタイトルと本文の語句を使った簡易辞書ベースの推定です。公式タグそのものではありません。分析結果は「発見のきっかけ」として使ってください。

14|FAQ

RE:DIGはnoteそのものを編集しますか?
いいえ。RE:DIGは取り込んだアーカイブを読む・分析する・Markdownへ変換するためのツールです。note記事そのものを直接編集する機能はありません。
AIを設定しないと使えませんか?
使えます。AIはオプション機能です。取込、検索、閲覧、関係分析、Markdown出力などの中核機能はAIなしで利用できます。
「発掘スコア」が高い記事から読むべきですか?
必ずしもそうではありません。スコアは「掘ってみる候補」を見つける補助指標です。最終的には、今の自分が読みたい・使いたい記事を優先してください。
RELATIONSの「発展」は本当に発展記事ですか?
断定できません。類似度、テーマ一致、公開時期、文字量などから機械的に推定しています。あくまで「こういう関係として見ると面白いかもしれない」という仮説です。
このアプリは何をするためのもの?
一言でいえば、「過去記事を保管する箱」ではなく「過去記事から次の創作材料を掘り出す作業机」です。